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しるべ生の声

教育格差のない未来を創りたい

#高校1年#(晃華学園高等学校)#高梨実知子#2017年12月27日〜#
しるべとの出会い

中学3年の終わり頃、学生団体のイベントへ行った時に主催していた友達から紹介されたのがしるべでした。
いざ、イベントに参加してみると登壇していた講師の方の熱量に圧倒されました。その時、思い出したのが「通っている学校の雰囲気を変えたい」という願望でした。その時まで半ば諦め掛けていた願望だったのですが、その話を聞いてもう一回諦めずに挑戦してみようって思いました。

私の通っていた中学は、どこか閉鎖的な雰囲気のある女子校で。楽しいけれど「なんかつまらない」というモヤモヤがありました。部活もやっていたのですが、あまり楽しめなくて。このままでいいのかなって感じていましたね。
そんな時に、たまたま姉の紹介で発展途上国の現状を学ぶイベントに参加する機会がありました。その時初めて、部活や遊びだけでは味わえない「学ぶことの楽しさ」を心の底から実感することができ、それからは意識的に学ぶ機会を得ようと活動し始めました。
しかし、いざ活動していくと友達から「意識高い」と避けられたり、煙たがられてる感じがして。その雰囲気がとても辛くなりました。
それでも私には、学びを応援してくれる姉の存在がいれば、学ぶ機会を得ることもできる。学校の中で感じていた「学び」に対する窮屈さや機会格差を無くしたいと今もずっと感じています。

「頼れない自分」を変えることができた

しるべでは5期リーダーズのチーフリーダーや金曜講座のディレクター、そしてシニアリーダーズを経験しました。
特に5期リーダーズでは、自分自身を見つめなおす経験をしました。リーダーズはかなり仕事量の多い役割なのですが、当初の私は誰かに頼ることが苦手で。なんでもある程度はできてしまうから、仕事量が多くても全部自分で抱え込んでやってしまっていました。自分は完全ではない、ある程度はできても100まで完成させる事はできない。それなのに、周りに頼れない自分に凄く悩んでいました。
そんなある時、事情があり私がチームを一時的に抜けざるを得ない時がありました。いざ担当に戻ってみるとチームが全然進んでなくて。そんなピンチの状態の時、新たに大きな仕事を任されてしまいました。ついに仕事に首が回らなくなり「今の自分を変えなきゃ。」「誰にも頼れない自分を変えなきゃ。」って強く決心し、初めて自分の殻を破ることができました。
それから私は、チームのみんなに「辛い、助けて」って言えるようになりました。「私はみんなが思っているほど強くないし、ある程度のところまではいけても100まではいけない。みんなと協力して達成したい。」と言う姿勢で取り組めるように変わりました。
そうしていったら、最後の方はみんなが協力してくれるようになりました。イベントでもチームで20人以上集客できるようになって。みんなが協力してくれて無事目標を達成することができました。
自分が強くなりすぎるだけではリーダーになれないことを実感しました。優しさを持って周りの人を巻き込むことが重要だと思います。「強くて、優しいリーダー」が私にとって理想のリーダー像になりました。

将来やりたいこと

まずは前述した「学校の機会格差を無くしたい」と言うのを学校に限らずもっと大きな規模でやっていきたいというのがありますね。日本でも学力と成長機会このどちらもがまだ格差があるなって感じていて。そのどちらもを手助けするシステムを作りたいと考えています。
例えば地方と都内では同じように学習塾に通って受験勉強をしていても、合格者の割合でいうと大きな差があります。そのような地方格差をはじめとした格差を無くして、みんなが均等に成長機会を手にすることができるようなシステムを作りたいと思っています。
中学2年の時ネパールで学校教育に携わる方にインタビューをさせてもらったことがあって。その中で『教育とは人の人生を左右するものだ』という言葉があり今でもその言葉を大切にしています。ネパールに限らず、今の日本社会にも言えることだと思っていて、「教育を変えることで「人の人生や、世の中を変える」ことができるのではないかと私は信じています。

最後に伝えたいこと

私にとって、しるべで学んだこと事はもちろん大切です。しかし、それ以上にしるべで出会えた仲間の存在が大きくて。そのおかげで今の自分があると行っても過言ではないくらいですね。
自分の居場所を探している人、自分の夢を堂々と語れる仲間と出会いたいと思っている人にはぜひしるべに来て欲しいです。

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